柏たなか病院で新型コロナウイルスに感染した入院患者2名が死亡。
当初は病院名を明らかにしないとのことだったが公表することになりました。
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千葉県柏市は10日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した市内民間病院「柏たなか病院」で感染が判明していた入院患者2人が死亡したことを取材に対し明らかにした。死亡日は7日と8日。遺族の意向で居住地や性別、年齢層など詳細は公表していない。
◆当初は病院名隠す
2人のうち、7日に死亡した1人は9日の発表時に病院名を明らかにしていなかった。市は「明らかにしない事項について、遺族との間で認識のずれがあった」と釈明。「報道機関などの指摘を受け(社会的に影響大の)クラスターが発生した病院で死亡者が出た際は病院名を口頭で説明することに決めた」とした。市は10日、同病院で新たに20代の看護師の女性2人と、入院患者の男性2人の計4人の感染が分かったことも発表。同病院での感染者は死亡した2人を含め計30人に増えた。
4人はいずれも軽症。看護師は野田市と流山市居住。患者は柏市内居住の70代と80代で当初は陰性だったが、発熱などの症状が出始め再検査で陽性となった。
病院以外では市内公立高校の男子生徒1人=市内居住=の感染を発表した。クラスメートの感染が判明済み。市は9日、他のクラスメート全40人を検査。教職員も濃厚接触者がいれば検査する。
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