2020/06/24、柏市のJR東日本柏野球場で社会人野球のJR東日本が巨人3軍とのプロアマ交流戦で4-2で勝利。
最速149キロ右腕・石井聖太投手がドラフト上位候補に加わりました。
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社会人野球のJR東日本が24日、千葉県柏市のJR東日本柏野球場で巨人3軍とのプロアマ交流戦を行い、4-2で勝利した。
最速149キロ右腕・石井聖太投手(24)が先発し、5回無安打2四球5三振無失点に抑えた。14日の日通戦の5回無安打に続く快投にも「失点しなかったのはよかったけど、序盤四球が先行し、満塁を作ってしまったし、そういう所で三振も取れなかった」と反省のことばが先に出た。
千葉・市川市出身で、中央学院高、中央学院大と進み、大学2年春の全日本大学選手権、第一工大戦であわやパーフェクトかと思われる2安打14奪三振完封の投球を見せ、「2年後のドラフト1位候補」とまで注目された。
しかし、その後、右肘を痛め、手術、リハビリを経て、4年時は登板できるまでになったがプロ志望届を出さず、JR東日本に入社。
2年目の今春、本格復帰。ゆったりしたテークバックから、回転のいい直球にカットボール、フォークを中心に試合を作れる投球が戻り、外野手が下がって捕球する当たりはほとんどなく、詰まった内野ゴロのアウトが多かった。ここ2試合10イニング無失点でクローズアップされてきた。
この日もオリックス・上村スカウトが視察し、「スピードガンで最速は142キロだったが、球の質がよく、変化球のコントロールもよかった」と評価された。
昨秋のドラフトで、JR東日本は右腕・太田龍投手が巨人から2位指名されたが、この秋は、左腕・伊藤将司投手(24)、右腕・西田光汰投手(21)に、石井が“戻ってきた上位候補”として加わって、クローズアップされそうだ。
JR東日本・石井、ドラフト上位候補へ