千葉県では緊急事態宣言解除後新型コロナウイルスの感染者が最多の32人に達してしまった。
2020/07/16には柏市で20代男女が5人感染。
千葉県で確認された新型コロナウイルスの感染者には小学生・中学生・高校生が含まれ3校が臨時休校になってしまった。
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千葉県内で16日、32人の新型コロナウイルス感染が判明した。32人判明は5月25日の緊急事態宣言解除後で最多。重症者はいない。高校生、中学生、小学生も各1人含まれる。少なくとも15人の感染経路が不明。タムス浦安病院(浦安市)の看護師1人の感染も新たに判明し、同病院での感染者は入院患者と職員計28人になった。
県内では11日連続で10人以上の感染が判明。確認された感染者は累計1227人に増えた。うち入院中の人も150人を超えた。
緊急事態宣言解除後の感染判明数は、これまで今月12日の31人が最多だった。
新たに感染が判明した32人のうち、20代以下が20人で6割を占めた。女子生徒1人の感染が判明した県立我孫子高校は17日から19日まで臨時休校となった。習志野市立中学校と野田市立小学校の各1校も、生徒と児童それぞれ1人の感染を受けて臨時休校措置を取った。
県と県教委によると、我孫子高(生徒数959人)の女子生徒は15日に登校したが、1時間目に同居の母親が感染したと分かり、早退。同日中に検査を受け、16日朝に生徒も陽性と判明した。同校は16日、定期テストを行っていたが、1時間で打ち切って一斉下校とした。
生徒は無症状。13、14日も登校している。同居の父親と弟も陽性と確認され、家族全員が感染した。母が勤務する都内保育園の同僚の感染が判明していた。
臨時休校中に校内の消毒を行い、保健所が濃厚接触者の特定を進める。
習志野市の無職女性は県内の高齢者施設に入所。同施設で接触していた30代男性職員の感染が判明済み。
我孫子市の50代会社員は同居の夫の感染が15日に判明。16日に同居の息子と娘も感染が分かった。女性は4、6、7日に県内の職場で勤務していた。
佐倉市の教員は成田市が15日に発表した同市立小学校勤務者で、同居の父の感染が判明済み。
野田市教委は16日、市立七光台小に在籍する児童1人の感染が判明したことから、同小を同日から19日まで臨時休校にすると決めた。休校中に校内を消毒する。市は17日、児童の在籍するクラスや関係する教員51人のPCR検査を行う。
習志野市立第六中学校の生徒1人の感染判明を受け、習志野市教委は16日、同中学校を17日まで休校すると発表した。休校中、校内の消毒をするほか、生徒約500人と教職員約30人の健康状態の把握を行う。
柏市は16日、いずれも市内居住で20代の男女5人の感染判明を発表した。5人とも軽症で、入院中か、入院に向け調整中。市保健所は公共交通機関の利用状況や同居家族をはじめ濃厚接触者の検査を進めている。
都内に勤務する会社員の女性はクラスター(感染者集団)が発生した東京都新宿区での舞台を観劇し、濃厚接触者として14日に市内の医療機関を受診した。
この女性以外の4人の感染経路は不明。県内の大学に通う女子大学生は6月27日に発熱や息苦しさなどがあり、7月14日に市内の医療機関を受診した。この間、大学に1日間登校したり都内に外出したりした。市内の大学に通う女性大学生は12日に発熱やのどの痛みなどがあり翌13日に市内の医療機関を受診。飲食業の男性は11日に発熱やせきなどがあり、同日と13日に市内の医療機関を受診した。都内で運送業の男性は9日に発熱やせきなどがあり、13、14日に市内の医療機関を受診した。
千葉市は16日、市内居住の20代男女3人の感染が判明したと発表した。うち1人は感染経路が不明。いずれも軽症だが入院した。
市によると、自営業男性は10日に38度台の発熱などがあり、14日に受診した。感染経路は不明。
女子大学生はクラスターが発生した新宿区内での舞台を5日に観劇していた。12日に37度台の発熱やだるさなどの症状が出た。
男性会社員は13日に感染が判明した患者の職場の同僚。14日に濃厚接触者として検査した。
船橋市は16日、市内居住のいずれも20代会社員の男女3人と、市川市居住の40代男性1人の計4人が感染したと発表した。船橋市居住の3人はいずれも軽症で、感染経路が不明。
市保健所によると、20代女性は12日にせきが出て、その後に味覚・嗅覚に異常を感じて14日に相談センターに連絡した。9、11の両日、県内の居酒屋で友人と食事をしていた。同居家族3人の検査を行う。
都内の会社に勤務する男性は13日に発熱し、翌日に38・9度まで熱が上がった。10日に都内の居酒屋で飲食をしていた。
【新型コロナ】千葉で宣言解除後最多の感染32人 生徒や児童も 3校臨時休校 半数経路不明