生徒9人のクラスターが発生した県立柏中央高校で新たに新型コロナウイルスに感染した生徒のクラス担任の20代女性が感染していることがわかりました。
感染者情報はコチラ⇒市内県立高校での新型コロナウイルス感染症感染者の集団発生について(第3報)(令和2年9月14日発表)
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千葉県内で14日、20代~80代の男女11人の新型コロナウイルス感染が判明した。うち2人の症状がややや重い。柏市によると、生徒9人のクラスター(感染者集団)が発生した県立柏中央高校(柏市)で、新たに20代の女性教員1人の感染が分かった。感染した生徒が出ている学年のクラス担任。症状はない。市はこの教員の校内での接触者を特定し今後検査する。
同校では13日に女子生徒2人の感染が発表され、感染した生徒は同じ学年の男女9人となっていた。感染判明は女性教員1人を加え、計10人に増えた。
柏市は13日までに同校の生徒151人、教員42人、他校の生徒29人の計222人を検査した。今後も健康観察を続け、症状が出た場合は検査する。
◆選管職員、窓口業務なし
一方、鎌ケ谷市は14日、市選挙管理委員会事務局に勤務の50代男性職員1人が感染したと発表した。市民と関わる窓口業務は担当していない。同じ執務室で勤務していた職員2人が自宅待機となった。市によると、男性職員は11日に退庁後、夜間に発熱し受診。12日に検査を受けて13日に陽性と分かった。11日以降は出勤していない。市は14日、開庁時間前に執務室などを消毒。市役所業務に支障はないという。
◆県は6人分発表
県は14日、6人の感染を発表した。このうち、日本郵便関東支社が13日に感染判明を発表していた柏郵便局(柏市)の社員で、20代の男性に肺炎症状が出ている。感染経路は不明。他の感染判明者のうち、富里市の80代アルバイト男性は、勤務先の工場で接触した人の感染が分かっている。船橋市は14日、市内居住の男女2人の感染を発表した。うち、60代男性会社員は感染経路不明で、酸素吸入を受けており、症状はやや重い。東京都内に公共交通機関で通勤していた。
◆県外旅行した同士感染も
千葉市は14日、60代男性会社員と50代パート女性の市内居住計2人の感染が判明したと発表した。うち50代女性の感染経路が不明。市によると、50代女性は市内の会社に事務員として9日まで車通勤していた。10日に38・1度の熱や関節痛などの症状が出た。
60代男性は7~9日に県外へ一緒に旅行に行った友人の感染が判明済み。
14日に千葉県内で感染が判明した人の居住地は▽千葉市と船橋市が各2人▽柏市、八千代市、我孫子市、茂原市、浦安市、松戸市、富里市が各1人-だった。
年齢層は、20代と50代が各3人、30代と60代が各2人、80代が1人。
感染の新規判明が20人未満は1週間ぶりだが、半数超6人の感染経路が不明。
13日は10代~50代の20人の感染が判明していた。
◆八千代西高、臨時休校
また県教委は14日から当面の間、生徒1人の感染が分かった県立八千代西高校(八千代市)を休校すると発表した。この生徒は11日に家族の感染が判明。10日途中に学校から帰宅し、以後登校していない。◆「八千代病院」終息判断
県は14日、入院患者と職員に新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した八千代市内の精神科病院「八千代病院」について、最後の感染者判明から約3週間、新たな感染者が出ていないとして、病院内での集団感染は終息したと判断した。県によると、8月15日以降、入院患者9人と職員7人の計16人の感染が判明。重症の入院患者は転院する措置を取り、院内を区域分けするなどしていた。9月14日から新規の外来と入院の受け入れを再開した。
【新型コロナ14日詳報】千葉県内11人感染判明 柏中央高の教員、鎌ケ谷市職員も