柏レイソルの瀧川社長がネルシーニョ監督を含む柏レイソル関係者トータル13名が新型コロナウイルス感染緊したことが発覚し緊急会見を行いました。
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柏レイソルの瀧川龍一郎社長が緊急会見を実施。今回の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者続出について経緯を説明した。
ルヴァンカップ決勝が中止に、柏ネルシーニョ監督に加え、選手3名、スタッフ9名が陽性反応
柏は2日の検査で選手1名が陽性反応。また、ネルシーニョ監督とスタッフ1名が陽性を示していた。3日はベガルタ仙台戦を戦う予定だったものの、試合は中止に。柏へ帰還後にPCR検査を実施し、新たに選手2名、スタッフ8名が陽性反応を示したとのことだ。
瀧川社長は「選手3名、スタッフ10名のトータルで13名の陽性者が出ている。選手は2名。基本的に同じような経緯、経過となっているが、1日、2日はチーム活動に参加しており、出発までも含めて全て平熱の状況。症状も出ていなかった」とコメント。また「2人とも試合前日に公共交通機関で仙台に乗り込んでいる」とし、仙台戦に臨むメンバーに入っていたことを明かした。
感染経路については現在精査中とのこと。保健所の話では「対策はしっかりやれていると聞いている。クラブハウスのスタッフの部屋が比較的狭く、考えられる原因の1つとは言われているが断定はできない」とし、現時点では不明とのことだ。
また、今回合計で13名の選手・スタッフが感染したことになるが、「保健所の所長とも話をしているが、所長の見解は本日で13名になるのでクラスターに認定することになると聞いている。明日発表される予定です」とし、クラスターとして保健所に認定されたと明かした。
加えて「2週間程度の活動休止などについては、指導や要請はないと確認している。明日以降の濃厚接触者の特定を保健所にも協力して頂きつつ、陽性者と濃厚接触者を隔離しながら、運営できる範疇かを考えて、検査結果を待ちたいと思う」とし、現状では活動停止はないとのこと。「これ以上の感染拡大を防ぐことと、陽性者の回復をサポートすることを第一とし、経緯を見ながら慎重に検討して対策したい」とコメントした。
ネルシーニョ監督は念の為入院していたが「健康状態に問題なく、平熱です」とし、体調には問題ないとしていた。
柏は中断期間中も感染防止の観点から対外試合を行わないなど対策を講じてきた中で、シーズン終盤でのクラスター発生となったが、瀧川社長が最後に今回の件について改めてコメントした。
「陽性者が出ている状況でなかなか難しい発言ですが、他のクラブと比べてどうかは別として、できる限りの対策をしてきました」
「チームスタッフやフロントスタッフも含めて努力してもらい、選手たちも一生懸命していてくれたと認識しています」
「13名出たことについては忸怩たる思い。これ以上どこに対策を強化していけばいいのか、色々な知恵を絞っていかなくてはいけないです」
「感染者の回復と封じ込め、感染を広げないために色々な調査を含めてもう少し改善できるところを探っていくことになる。周りの件も聞きながら、状況を見ながら対策していきます」
柏の瀧川社長が緊急会見、13名感染は「クラスター認定」、活動自粛は「検査結果を待ちたい」