栃木県の日光・鬼怒川や那須塩原などの温泉旅館8軒が旅館の宿泊予約を無断キャンセルしたとして柏市でスナックを経営する女性ら3人に損害賠償を求め訴訟を行っていましたが、278万円分割払いで和解しました。
このニュースの詳細
宿泊予約を無断キャンセルされたとして、栃木県の日光・鬼怒川や那須塩原などの温泉旅館8軒が、千葉県柏市でスナックを経営する女性ら3人に損害賠償を求めた訴訟は6日、女性が旅館が求めている計約278万円を分割で支払うことを条件に宇都宮地裁大田原支部で和解した。
訴状によると、女性は正月の慰安旅行で宿泊予約をするよう男性従業員2人に指示。2人は各旅館で8〜10人分を予約したが、当日は連絡もないまま姿を見せなかった。キャンセル料も払わず、旅館は宿泊料金24万〜53万8000円の被害を受けたなどとして6月に提訴していた。
原告側代理人によると、和解には女性が旅館に損害を与えたことを謝罪する内容も含まれているという。
原告となる「湯守田中屋」(那須塩原市)の田中佑治専務は「無断キャンセルは全国的に多く、この問題に一石を投じることができた。お客様には予約は契約ということを改めて認識していただきたい」と話した。
旅館無断キャンセル訴訟、278万円分割払いで和解…スナック経営女性の謝罪も含め